TYPE 16
階高と動線を吟味した
ミニマムで変化に富む空間
土地の形状から、必然として奥へと長くなる動線。これをプラスの要素と捉え、廊下にあたるスペースを通過点ごとの空間の広がりとして利用しました。施主夫妻が、当初は思いもしない提案に驚いたと話すスキップフロアリビングは、2階への階差を組み込んだ階段ホールを兼用した空間。これによって直線的な階段の設計を避け、吹き抜けの伸びやかさを加えると同時に、山型ソファが主役のリビングに、すっぽりと包まれるような居心地を生み出しました。天井の変化と壁面のボリュームが調和することで生まれた、動物的な感覚で得る既知のくつろぎ。ダイニングやキッチンと床高が違うことで、目線に変化が生まれることもその理由のひとつです。
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延床面積 138.04㎡(約41.75坪)
1階面積 81.56㎡(約24.67坪)
2階面積 56.48㎡(約17.08坪)
工法/木造在来工法
基礎/鉄筋コンクリート布基礎
断熱材/壁:HGW16k240m/m
基礎:IPS100m/m
屋根:GWブローイング350m/m
屋根材/瓦葺き(三州瓦)
外装材/杉板貼り
壁材/エッグペイント塗装
床材/ナラ無垢フローリングt15m/m(国産)
開口部/断熱サッシ、トリブルガラス
キッチン/クリナップ
バスルーム/TOTO
暖房/温水パネルヒーター
竣工年月/2022年2月
工期/約150日
家族構成/ご夫婦+お子様3人