TYPE 08
自分らしさを足して育てる
余白をデザインした家。
クロスラインが大切だと考えることは3つ。1.快適でランニングコストを抑えた温熱環境、2.厳しい冬を前向きに暮らす工夫のあるプラン、3.人も家も健康長寿に導く素材と性能。それらをものづくりの基礎に据えながら「自分らしさを足すための余白」を美しく残すことをデザインコンセプトとしています。
玄関ホールの壁面収納で面積を効率良く使ったアプローチは、窓の配置と奥行きなどを吟味し、奥へと引き込むような設計。室内の各所も同じく、さりげなく、控え目に、線の美しさを意識した空間がひろがります。仕立ての良い白いシャツが、どんな小物とのコーディネートも魅力的に見せるように、良質な素材によるプレーンな空間は、住み手のアレンジで印象を自由に編集でき、そのどれも美しく見せる底力を持ちます。シンプルだけどただの箱ではない、暮らしの快適性を考え込んだ空間を目指しました。
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敷地面積 184.00㎡(約55.54坪)
延床面積 115.94㎡(約35.00坪)
1階面積 57.97㎡(約17.50坪)
2階面積 57.97㎡(約17.50坪)
工法/木造在来工法
(伊藤建友ハイテクシステム工法)
基礎/RCベタ基礎(基礎断熱工法)
断熱材/屋根:高性能グラスウール16k 厚300mm、
壁:充填断熱 高性能グラスウール16k 厚120mm、
外張り 発泡ポリスチレンボード50mm
内装材/コットンウォール(天然アクリル)
左官仕上げ
床材/ナラ無垢(道産)t15mm
開口部/高性能トリプルガラス樹脂サッシ(APW430)
キッチン/インパクト
バスルーム/システムバス(トクラス)
暖房/温水パネルヒーター(PS)
竣工年月/2017年9月
工期/約120日
家族構成/ご夫婦、お子さま2人に対応