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「みごとなパフォーマンス」

明け方のランニングが欠かせない。
書き出しからかっこをつけてみたものの、実はほぼウォーキングに近い・・
朝起きて、冷たく澄んだ空気を胸の底いっぱいに吸う、背中がほんのり汗ばむだけで
一年間ほとんど風邪もひかなく過ごせるようになった。
コースはいつも同じで、家を出て幹線道路を横切り、河川敷の堤防へ上るとそこには
豊かな田園が広がり、桜並木の向こう側に鳥海山を望む、見事なロケーションだ。
地元のみんなは何も無いというが、とんでもない、こんなに美しい自然があるではないか!

朝の静寂は日々、色々なことに気づかせてくれる。
雪解け水や風の音、鳥や虫の音、温まった土の匂い、草花や稲の生育、思いがけない小動物との遭遇・・
季節を感じながら、そんな毎日の小さな発見に喜べることに幸せを感じるようになった。

必要なのは、30分早く寝ることとランニングシューズだけ。
コスパの良さも大きな魅力かもしれない。

「持続可能なバランス」

素材について大まかに考えてみたい。

自然(天然)素材に対して人工的な化学素材、どちらが良いのか白黒をつける気など毛頭ない。

はたして今の時代、木で造る家に釘や接着剤、化学建材を一切使っていない家があるだろうか、無添加、無農薬の食品だけで生きている人はどれ程いるだろうか・・
天然素材だけで化学繊維に一切頼らない衣服で身を守れているのだろうか・・
利便性、経済性、環境保全の観点とそれぞれの角度で見れば、どんな物にも理由は存在する。かといって「清濁併せのむ」ともニュアンスがまた違うような気もする。

人が暮らしてゆくうえで、環境、経済活動、機能や使いやすさ、この3つのうちのどれか一つだけが勝っていてもいけない、それぞれの利が少しずつあって、それぞれが相互に作用して良い循環を生み出すことが理想的な着地点ではないだろうか。
何も難しく考える必要はない、何が正しいかではなく、そこに何が合っているのかを見極めてゆきたい。

そして何よりも忘れてはいけないことは、いつまでも愛着を持てる素材であることだ。

「本物は主張しない」

2015年11月末、チューリッヒ空港から電車で30分の街、フラウンフェルトの駅に下りた。
辺りの飲食店の電気が消え始めた頃で、気温の低い空気の乾燥した冬空だった。
その日は、翌日から始まる建築視察スケジュールに備えて、最寄りの宿にチェックインした。
フロントからカギを受取り部屋に入る、年数は経っているし、特に目を引くインテリアでもないが十分な部屋だ。
長旅の疲れもあってかその日は直ぐに眠りについた。
朝目を覚まして、ふと不思議な感覚を覚えた。
あれっ、この部屋って決して温かいわけではないのに全く寒さも感じない、日本のビジネスホテルでは寒さで起きたり、空調で乾燥したりして起きるのにまったくストレスを感じさせない、何が良いのか分からないけど温・湿度的に体が楽と感じられる感覚だった。
部屋を見渡してみると、古びた鉄製の窓の下には年代物のパネルヒーターが1台設置されてあった。
手をかざしてみたら体温にも満たない程の温度の熱源、それが初めて体感したヨーロッパの低温水暖房だった。
温熱環境を教えていただいた師の言葉を思い出した。
「日本には、本物の暖房空間を理解している人はまだまだ少ない」と・・

「フレッシュ・グリーン」

朝晩霜が降りまだ固くつぼんでいるものの、桜の蕾がだいぶ大きくなってきた。
時期がくれば確実に花は開く・・・

いよいよ今年も新人が入ってくる季節を迎えた。
社会人としての第一歩に我が社を選んでくれたこと・・手塩に育てた我が子を送り出す親御さんの心情を想うと、自分たちもこれまで以上に頑張ろうとフレッシュな気持ちになる。

ずいぶん前の話になるが、大きな規模の庭木市で苗木を選んでいたときのこと。
たくさんある中からどれが良いやら悩んでいると、店主から「根本からすくっと真直ぐに伸びたのがいいよ!」と一本を差し出された。
その苗木を購入にて大事に持ち帰り、庭の陽当りや水はけの良い場所を選び植えた。
土には養分が必要だが肥料を与え過ぎてはいけない、根が張るまでは添え木も必要、成長につれ樹形を活かしながら枝の剪定を行う。
そうか、今となってようやく気づく・・植物も人間も同じなのだと・・・

いつか、葉をつけ花をつけ、周囲に良い影響を与えるような大きな木となれるように、お互いそんなふうに成長してゆきたいものです。

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